何の研究してるの?

今まさに,人間を大切にする社会が求められています.それは最先端の産業技術においても,医療においても同様であり,様々な立場から,人間を中心に据えた新しいシステムの設計論が必要とされています.

ヒューマンシステム論分野では,産業プロセスや生体システム,交通システムの情報解析・モデリング・制御などの基礎研究を行うと共に,その成果で社会に貢献するため,半導体・製薬・鉄鋼・化学・自動車など様々な産業および医療分野での応用研究を実施しています.

主要な研究テーマの1つは,「操業データの徹底活用」です.計測技術や計算機資源の進歩や低廉化により,製造業においても膨大なデータが計測・保存されるようになっています.操業データは,制御や異常検出など様々な目的で利用されますが,実際に活用されているのはごく僅かでしかなく,せっかくのデータベースが生産技術力・品質実現力の向上に必ずしも結びついていない現状があります.このため,「操業データの徹底活用」が重要になるわけです.

操業データの徹底活用

2つ目の研究の柱は,「生体情報処理」です.てんかん発作予兆検知やストレス把握などを目的とした研究に取り組んでいます.てんかんとは,脳のネットワークに起きる異常な神経活動に起因するけいれん,意識障害などの発作を来す疾患あるいは症状で,発作に伴う事故によって,重傷,死亡につながる場合があります.しかし,患者が数秒前でもてんかん発作の兆候を検知できれば,発作までに身の安全を確保することができ,生活の質(QoL)を改善することができると期待されます.本研究室では,大学病院や他大学と共同し,心拍変動解析によるてんかん発作兆候検知アルゴリズムの開発を行っています.その他,ストレス計測や脳波解析など,生体情報処理技術について開発しています.

てんかん発作予兆検知

3つ目の研究の柱は,「自動車」です.運転支援を実現するASV(Advanced Safety Vehicle:先進安全自動車)は,人間機械系に関する多くの研究課題を含んでいます.例えば,車両運動統合制御によるアクティブセーフティに関する研究では,実現させたい運動と車両の状態に応じて,操舵,駆動,制動を正確に協調させ,タイヤの過大なスリップを予防するオンライン最適化がポイントとなります.タイヤの力学モデルに基づく路面状態推定手法は,このような運動制御との連携で大きな効果が期待されます.電気自動車は環境負荷,省エネルギー性に優れており,高度な運動制御技術が実装しやすい特長があります.そこで,バッテリー容量で制約されやすい電気自動車の航続距離延長制御も研究しています.

別ページ(下記リンク)にて,ヒューマンシステム論分野の特長でもある産学共同研究を中心に,研究の概要を紹介します.

これらの他にも,運転監視(異常検出・診断)など様々な研究に取り組んでいます.

ヒューマンシステム論分野ポスター [PDF 1.5MB]

以下,学部4回生向け研究室紹介資料より:

学部4回生向け研究室紹介


研究概要

これらの他にも様々な研究に取り組んでいます.

業績(発表論文)リスト

論文リストについては,各教員のページを参照して下さい.