掲載内容
学内組織
関連情報
Campus-Wide License導入
京都大学では,2023年3月から,MathWorks社と包括契約(CWL: Campus-Wide License)を結んでおり,教職員・学生は個別負担なくMATLABを利用できます.詳しくは,情報環境機構のページをご覧下さい.
これに伴い,MATLAB組は解散しました.1995年以来約30年にわたり,運営にご協力いただいた方々に感謝申し上げます.
京都大学MATLAB組
年間5万円以下でMATLABが使い放題!
概要
京都大学MATLABユーザーズグループは,京都大学内でのMATLAB利用環境(費用対効果)の向上を目的として,サイバネットシステム社(当時の代理店,現在はMathworks Japan社)との間でサイトライセンス契約を結ぶために,有志が立ち上げた組織です.大学からオーソライズされた公的な組織ではありません.1995年に,工学研究科化学工学専攻プロセスシステム工学研究室が中心となり,MATLABを既に利用していた複数の研究室からの賛同を得て,発足しました.
2017年8月現在,ユーザーズグループは,学術情報メディアセンター,情報学研究科,その他147研究室(2013年7月には96研究室,2006年4月には約20研究室でした)で構成されています.工学研究科,医学研究科,エネルギー科学研究科,生命科学研究科,人間・環境学研究科,農学研究科,理学研究科,防災研究所,生存圏研究所など様々な部局の研究室が加入しています.
費用負担については,既存加入研究室,新規加入研究室ともに,年間3~5万円というのが過去数年間での実績です.研究室単独で購入する場合,MATLABとSIMULINKを含む基本セットのスタンドアローン版1ライセンスだけでも約20万円しますので,ユーザーズグループに加入する経済的メリットは非常に大きいと言えます.ユーザーズグループが契約している製品(ツールボックス)を以下に示します.なお,特定の研究室が単独で契約されている製品も含まれています.
名称 | 保有数 | 保有数 2014年 |
MATLAB | 562 | 387 |
Simulink | 150 | 150 |
Bioinformatics Toolbox | 11 | 11 |
Communications System Toolbox | 25 | 20 |
Computer Vision System Toolbox | 6 | 6 |
Control System Toolbox | 150 | 150 |
Curve Fitting Toolbox | 22 | 17 |
DSP System Toolbox | 35 | 20 |
Data Acquisition Toolbox | 15 | 5 |
Database Toolbox | 3 | - |
Financial Toolbox | 5 | 5 |
Global Optimization Toolbox | 14 | 9 |
Image Acquisition Toolbox | 12 | - |
Image Processing Toolbox | 76 | 61 |
Instrument Control Toolbox | 10 | 5 |
MATLAB Coder | 13 | 7 |
MATLAB Compiler | 16 | 16 |
MATLAB Report Generator | 3 | 3 |
Mapping Toolbox | 30 | 30 |
Model Predictive Control Toolbox | 10 | 10 |
Neural Network Toolbox | 30 | 5 |
Optimization Toolbox | 100 | 100 |
Parallel Computing Toolbox | 46 | 36 |
Partial Differential Equation Toolbox | 9 | 9 |
RF Toolbox | 5 | 5 |
Robust Control Toolbox | 100 | 100 |
Signal Processing Toolbox | 100 | 100 |
SimBiology | 5 | 5 |
SimEvents | 1 | 1 |
SimPowerSystems | 5 | 5 |
Simscape | 5 | 5 |
Simulink Coder | 13 | 7 |
Simulink Control Design | 100 | 100 |
Simulink Desktop Real-Time | 12 | - |
Simulink Real-Time | 13 | 4 |
Spreadsheet Link EX | 3 | 3 |
Stateflow | 5 | 5 |
Statistics and Machine Learning Toolbox | 147 | 72 |
Symbolic Math Toolbox | 41 | 41 |
System Identification Toolbox | 100 | 100 |
Vehicle Network Toolbox | 2 | - |
Wavelet Toolbox | 101 | 101 |
費用負担
費用負担については,毎年7月頃にMathworks Japan社との間で契約更新手続きを行い,負担金額を確定させます.請求書は京都大学生協から送付されます.支払い費目は,運営費交付金や科研費など何でも構いません.
新規加入研究室については,加入承認から契約更新までの期間もMATLABを自由に利用していただけます.通常,この期間は試用期間という位置付けで,費用を負担していただいておりませんが,加入時期によっては相応の負担をお願いする場合もあります.また,新規加入研究室については,初年度のみ,新規加入費用(数万円)を負担していただいております.これは,多額の初期導入費用を支払った研究室との間で負担の公平性を保つためですので,ご了承下さい.
加入手続き
ユーザーズグループへの加入は,原則として研究室単位です.ただし,要望があれば,研究科等の単位での加入についても検討します.
随時,新規加入研究室を募集していますので,加入を希望される研究室の担当者は,以下の書式のメールを,下記宛てに送付して下さい.
<書式>
研究科名・専攻名・研究室名
責任者:責任者名(身分),電話番号,メールアドレス
管理者:管理者名(身分),電話番号,メールアドレス
郵便宛先:
<例>
情報学研究科・システム科学専攻・ヒューマンシステム論分野
責任者:加納学(教授), 753-0000,k@kyoto-u.ac.jp
管理者:初音ミク(講師),753-0000,h@kyoto-u.ac.jp
郵便宛先:〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学 + 一行目の所属
注)1行目の所属と別の宛先を希望される場合はフルアドレスを示して下さい。
<記入上の注意> 研究科名・専攻名・研究室名・責任者名・管理者名を明記して下さい.
責任者とは,分担金支払いなど経理関係を担当される方です.請求書は責任者宛に送付します.必ず教職員が担当して下さい.管理者とは,インストールなど技術的な作業を担当される方です.教職員が担当されることを強く推奨しますが,どうしても教職員が担当できない場合には学生も認めます.氏名のローマ字とメールアドレスは,各種権限を付与するためにMathworks社ウェブサイトでアカウントを作成する際に必要となります.正確にご記入下さい.郵便宛先は郵便や学内便が確実に届くように記入して下さい.
<連絡先>
京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻 教授 加納 学
メールリスト
京都大学MATLAB組の責任者および管理者を対象に,事務的な連絡を目的としてメールリストを運用しています.このため,各研究室の責任者(経理担当)と管理者(技術担当)にはメールリストに加入していただきます.
ダウンロード
加入者にはメールリストを通して,ソフトウェアのダウンロード方法を連絡します.
関連情報
- MATLAB (Mathworks社)
MATLAB/Simulink 初心者向け教材
まずは下記教材(無料Webセミナー)を受講しましょう.
- MATLAB入門
MATLABは、アルゴリズム開発、データの可視化、数値計算を行うためのユーザフレンドリーなテクニカルコンピューティング言語と対話型環境です。本Webセミナーでは、MATLABを利用されたことのない方を対象に、簡単なデータ処理や画像処理、信号処理、最適化の例をご紹介します。 - これから始めるSimulink入門
Simulinkは、ブロック線図モデルを用いたデータフロー記述が可能なツールです。本Webセミナーでは、Simulink入門者や初心者の方を対象に、Simulinkのモデリング・シミュレーション方法のイメージを掴んで頂くことを目的とします。 - MATLABによる最適化入門
MATLAB、Optimization Toolbox、Global Optimization Toolboxの3製品に焦点を当て、各製品の主要機能や利点などについて解説します。 - MATLABによる統計解析入門
医療分野での臨床研究におけるデータをサンプルデータとして用い、MATLABを使った統計解析・可視化の手法をご紹介します。 - 制御開発のためのSimulink入門
これから制御分野でSimulinkを使ってみたいという初心者の方を対象に、Simulinkの基本的な使用方法をSimulink(R2013a)を使用して紹介します。
- その他,オンデマンドWebセミナー